こんにちは、営業部営業企画課のさとうです。
入社当初からWebディレクターとして制作側に仕事を依頼する立場であることや、ここ数年で採用担当、自社のコアチームに参画したことをきっかけに、会社のことや働き方について考える機会がグンッと増えてきました。
昔から自分の意思で物事を動かしたいという気持ちを強く持つタイプのため、チームビルディングでは人一倍悩み、失敗も多く経験してきました。最近は、自分自身の価値観を見つめ直すことで多様性への理解も深まり、数年前に比べるとだいぶ楽に働けるようになってきたと感じています。
それから徐々に、個々が力を発揮する環境づくりに関心を持ちはじめ、みんなが”自分が活躍できる環境でイキイキと働けるようになればいいな”と思うことが増えてきました。特にクリエイティブの業界は、一人ひとりのスキルによって大きく付加価値を上げることができると考えています。そこを伸ばすには、一人ひとりが力を発揮できる環境が揃っていることが重要です。喜びを感じるポイントや気持ちが乗らないポイントは人それぞれなので、一人ひとりの価値観を知り、それぞれにあった接し方ができればいいなと思っています。
そこで、最近新しいツールを導入し、一人ひとりの価値観を可視化してみることにしました。今回は、おおさかさん・ほりこし・こばひろ・さとうの4人でチャレンジです。
ワクワークする世界最高のチームをつくる!エンゲージメントカード
今回使用するのは株式会社トリプルバリューで開発された「エンゲージメントカード」。
https://engagement-card.com/
カードゲームを通して、89個の価値観の中で自分が大切な価値観を7つ厳選していきます。ローテーションで山からカードを引き、自分の正直な気持ちに従って、手持ちにするか or 手放すかを繰り返しながらゲームを進めていきます。他の人が手放したカードを拾うのもOKだそうです。
簡単そうに見えるかもしれませんが、この7つに絞る工程がとても難しかったです。中には似たような価値観もあり、何よりほとんど大事だなと思うものばかり。この中から悩みに悩んで選び抜くことで、自分の価値観を問うことができるのだと思います。7枚以外の価値観を手放すときは「私は○○を手放します」と言います。ゲームが進むほどにちょっと苦し紛れです(笑)
約1時間後。ついにカードの山がなくなり、全員が7枚選び終えました。おおさかさん・ほりこし・こばひろ・さとうの4人は、89個ある価値観の中でどんな価値観を残したのでしょうか?
おおさかさんの7つの価値観
価値観を選んだ理由
「沢山の知恵や経験を積んで新たな事にチャレンジしていきたい」という想いを大事にしてきました。
そのためには心身共に健やかに、穏やかに…が一番かな?と。
ベストなパフォーマンスで、良いものを楽しく創り上げていきたいと思っています。
なかなか納得のいく価値を選べたなぁと思います。
ほりこしの7つの価値観
価値観を選んだ理由
「支援」/ 人の役に立てるお仕事を
自分の持つスキルや知識を発揮して、誰かの役に立てたと実感できたとき、同時に自身の存在意義も感じることができ、モチベーションにも繋がります。また、クライアントや社員から喜んでいただけたり「ありがとう」と言っていただけるときは純粋に嬉しくなりますね。
「向上心」「根気・忍耐力」「好奇心」/現状に満足せず、自分のペースながらもコツコツと
普段の業務では主に紙媒体のデザインを担当することが多いのですが、様々な案件を担当するためクライアントの悩みや求められることも千差万別。どんな要望にも応えられるチカラを身につけられるよう、向上心は常に持っておきたいです。
また「神は細部に宿る」という言葉があるように、デザインも細かな処理の違いで、視認性だったりクオリティなどに違いがでてきます。丁寧な仕事に繋げるためにも、根気・忍耐力は鍛えていきたいですね。
好奇心を持つことは、デザインに限らず自分の世界を広げられるきっかけになると考えています。人だったり、モノやコトだったり。この業界で働いていると様々な世界に触れることができるので、刺激をいただきながら知見を広げていきたいです。
「遊び心」「楽観(楽天)主義」/心にゆとりとユーモアを
真面目に頑張ることはもちろん大切ですが、それだけだとなんとなく退屈ですし、性にも合わないんです(笑)ホッとなるような、クスッとなるような。そんな要素を取り入れやすい環境が、自分には合っているんだろうなと思います。
「楽観(楽天)主義」は、否定的にならないため、ストレスを抱えすぎないようにするためにも、大切にしたいと考えています。また、悩みすぎて行動するまでに時間を費やしてしまうこともあるので、失敗を恐れず、柔軟に物事へ対応できるようになるためにも必要な要素だと思い選びました。
「コミュニケーション」/ 十人十色。それぞれが歩み寄るためにも必要な価値
最後に「コミュニケーション」。これは組織で働く以上、必要不可欠なのかなと個人的に思います。このカードゲームの結果だけ見てもわかるよう、価値観や思想は人の数だけ違うので「自分と合う合わない」のような単純な考え方ではなく、「それぞれを認め合うこと」「相手に興味を持つこと」を今は強く意識していきたいですね。
こばひろの7つの価値観
価値観を選んだ理由
「創造性」/ よりよくする方法を考える楽しさ
私が生きていく中で欠かせない価値観の1つ。こんなことができたら楽しい・嬉しい、もっと作業を効率よくできないかなど、今よりもっとよくできればいいなと思う気持ちがとても強いと感じています。その方法を考える事が楽しみであり、信念だと思っています。
「貢献」「礼儀・礼節」「自己犠牲」「愛」「人間関係」/ 人の為に尽くしたい・役に立ちたい
上記にあげている5つは私の中の強い価値観だと思っています。この5つを自分の中に置き換えると、「困っている人が居たら、助けずにはいられない」。これは小さい頃からずっと私の中にある最も強い信念です。それがたとえ自分を犠牲にしてでも助けたいと思うほどです。私も今まで色んな人に助けてもらいました。その感謝の気持ちを忘れず、助けてもらったからにはその人が困っていたら自分も必ず助けるようにしています。
「家族」/ 絶望の淵を経験して
数年前、家が火事で全焼しました。今まで趣味で集めてきたものや、自分の作品、アルバムや思い出、住むところも着る服も好きだったゲームも全て無くなりました。これが私が今まで生きてきた中で一番辛く悲しい出来事でした。今は普通の暮らしができていますが、会社、近隣の方々、友達、親戚、家族、色んな方からの支援・助けがなかったら今の暮らしができてなかったと思っています。火事を通して、人と人とのつながりがどれだけ大切か改めて感じさせられたとともに自分の中にある価値観がよりいっそう強いものになったと思います。支援していただいた方には感謝の気持ちでいっぱいです。
上の「貢献」「礼儀・礼節」「自己犠牲」「愛」「人間関係」とも重なる部分ではありますが、ご恩と感謝を忘れず、互いに助け合いながら生きていく、そんな人付き合いができたらいいなと思っています。
さとうの7つの価値観
価値観を選んだ理由
「おもしろい」と「自由」と「几帳面」の3つは欠かせません
誰もがそうかもしれませんが、心の底からおもしろい!と思う人やモノに出会うとすごく気持ちが高ぶりますし、そのおもしろさを周囲の人たちにすごく伝えたくなってしまうんです。仕事でもプライベートでも「ちょっと聞いて~」と勝手にペラペラしゃべっています(笑)
また、人に縛られるのを好まないので、自由に動き回れる環境も重視しています。自分で考えて、決断して、行動できるところは譲れないポイントです。その上、何事もキッチリしないと気が済まないので、そういうところは几帳面なのかもしれません。この欠かせない価値観が揃うと「心地よさ」に繋がって満足度が高くなるんだろうなと思います。
「自己認識」と「信頼」と「一貫性」は最近とくに大事にしたいこと
必要以上に背伸びをせずに、良いところもコンプレックスも含めてまるっと自分自身を受け入れられるようになると、とても楽に過ごせることに気づきました。なので、自分の存在を認め受け入れる「自己認識」は大事にしていきたいと思っています。
2年前に営業部に異動になってから新チームで活動することが増えてきました。目標達成のためにお互いの得意分野で補い合い歯車のようにチームが動いていくのを経験して、チームワークの凄さを実感しています。信頼して任せる・任せられる関係性は、ひとりでは出し得ないチカラを発揮できるのでピックアップしました。
最後に「一貫性」。几帳面と同様にきちんと筋が通っていないと気が済まないタイプなので大事にしています。ただ、柔軟性に欠けることと、最近は曖昧さみたいなものを大事にしていきたい気持ちも持っているので、ほどほどにしつつも大事にしていきたいと思っています。
エンゲージメントカードゲームをしてみて
おおさかさん
みんな”らしさ”が出ていたと感じます。
徐々に形成されていく”その人らしさ”を見てるのは実に楽しいものです。
意外だなと感じた人は特にいなかったので、自分を出して働けているのではないでしょうか。
でも、地位や財産、勝利のような価値をバシバシ捨ててたのを見て…大丈夫かなぁと。
ほりこし
それぞれが大切に感じている価値観があるからこその、日頃の言動に繋がっているんだなと改めてその人の基盤を知れたような気がしました。もしかすると職種、役職、年齢などが変われば価値観も変わるかもしれないので、たった1回の結果に縛られず、対話の時間は今後も定期的に行っていきたいですね!
こばひろ
今回のカードゲームを行ったメンバーと接してきて、「確かにこの価値観持ってそうだな」と思うことがたくさんありました。意外だなと思うことはなく、選んだ理由を聞いても納得がいく理由でした。人には人の価値観があり、様々な考え方があります。その人が持っている価値観はその人の生き方で、簡単に曲げられるものではありません。今回のメンバーに限らず、他人の価値観を尊重しながら、よりよい人間関係を築ければいいなと感じました。
さとう
すごく意外!とはならず、この人らしいな〜という結果でした。このカードゲームを通して価値観を明文化しただけで、自然と普段の言動に滲み出ているものなんですね。
もしかするとなぜそれを選んだのかを理解できないこともあるかもしれませんが、89個もある価値観の中からその人が選んだ大事な価値観なので、尊重していきたいなと思いました。
今回出た結果は今現在の自分に当てはまることで、これからもどんどん変化していくものです。時々価値観を見直して言語化することで、心地よい環境・関係性づくりに役立てていきたいです。