こんにちは、さとうです。
6月11日・12日の2日間、社内教育の一環として「ストレングスファインダー」のワークショップを行いました。
当社では以前、全社員がストレングスファインダーのアセスメントを受けており、今回はその理解をさらに深める機会として、青森大学社会学部の佐藤淳先生を講師にお迎えしました。自分の資質の捉え方や活かし方、他者との違いをどう理解し合うかについて、お話いただきました。

そもそも、ストレングスファインダーとは?
ストレングスファインダーは、自分の「才能」や「得意なこと」を見つけるための診断ツールです。開発したのは、アメリカの世論調査会社として知られるギャラップ社。
いくつかの質問に答えていくことで、自分の中にある思考や感情、行動のパターン(資質)が明らかになります。診断結果では、34種類の資質の中から、自分にとって特に強く表れているものが見える化されます。資質は4つの領域に分類されており、「自分はどんなやり方で力を発揮しやすいのか」を知るヒントになります。
4つの領域
人間関係構築力:信頼関係を築き、周囲と良い関係を保つ力
影響力:言葉や行動で人に働きかける力
実行力:計画を実行に移し、成果につなげる力
戦略的思考力:物事を多角的に捉え、先を見通して考える力
34の資質
自分らしさのヒントとなる資質は、次のような34種類に分かれています。
◆人間関係構築力
適応性/運命思考/成長促進/共感性/調和性/包含/個別化/ポジティブ/親密性
◆影響力
活発性/指令性/コミュニケーション/競争性/最上志向/自己確信/自我/社交性
◆実行力
達成欲/アレンジ/信念/公平性/慎重さ/規律性/目標志向/責任感/回復志向
◆戦略的思考力
分析思考/原点思考/未来志向/着想/収集心/内省/学習欲/戦略性
関連サイト:https://www.gallup.com/cliftonstrengths/ja/254039/strengthsfinder.aspx
1日目は総務部と制作部、2日目は営業部とプレス部が参加しました。
まずは、それぞれの資質がどんな特徴を持っているのかという基本から学び、後半はチームごとに、自分の資質がどんな場面で表れるかをエピソードを交えて話し合いました。
話していく中で、「これは自分の強みだったんだ」と再確認できたり、自分では気づいていなかった強みを仲間に教えてもらえたり。会話を通して、行動や思考のパターンがより具体的に見えてきたように思います。
また、日々の中で「ちょっと違和感があるな」と感じていた他の人の言動も、資質の違いを知ることで、「なるほど、そういう強みからきていたんだ」と理解につながる場面もありました。


一人ひとり違う強みを持っているからこそ、補い合ったり、支え合ったりできる。そんなふうに、お互いの違いを認め合える関係が広がっていけば、もっと働きやすく、気持ちよく過ごせる職場になっていくのかもしれませんね。